林業就業者リーダー養成研修(林業作業士研修)は、林業労働者の中核となる林業就労者を育成し、森林の公益的機能の増進に不可欠な森林整備の合理化を図ることを目的とした研修です。
 当協会は、林業労働力捕獲支援センターの依頼を受けて、森林作業道の合理化を図ることを目的とした研修です。
 研修内容は、丈夫で簡易な森林作業道作設を進めるために、森林作業道の基礎知識や地形図・航空写真を利用した路線選定及び現地踏査の指導を行うというものでした。
 現地研修ではポール・ハンドレベルを使用し、路線選定の基本となる踏査の実践を行いました。当初は室内において予備的な現地踏査の研修をしてから現地に臨む予定でしたが、天候不良のため現地踏査を最初にすることになりましたが、研修生の皆さんは戸惑いながらも興味深くハンドレベルを扱い、何とか目的地にたどり着くことができました。
 室内研修では、岡山県が作成した「岡山県森林作業道作設マニュアル」及びその解説編に沿って行い、路線の選定、現地踏査、路線の決定などに関する重要ポイントは標準断面図等の資料を基に念入りに説明、指導させていただきました。
 林業作業士の研修科目として位置づけられた「森林作業道の基礎知識」、「森林作業道の路線選定」において、講師として紹介していていただけたのは大変喜ばしいことであり、このことは協会のPRにもつながり、今後も森林全般に関する受託事業に進出し、広く活躍できるきっかけとなったのではないかと思います。



   



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